駐在生活の振り返りと来年の戦略づくり
一年の終わりが近づいてきました。街にはクリスマスムードが広がり、国や地域によってはこの時期から長いホリデーに入る方も多いと思います。ゆっくりと時間が取れる年末年始は、海外で生活する方にとって、自分自身を見つめ直す非常に良いタイミングです。
海外生活では、新しい文化、変化する人間関係、仕事の重圧、家族の孤独感、日本との距離など、日々の負荷が大きくなりがちです。振り返りの時間を取ることで、この一年にどんなストレスがあり、どんな成長があったのかが可視化され、心の整理にもつながります。
このブログでは
1.過去1年の振り返り方
2.海外駐在生活で失われがちな自分軸の再確認
3.来年の海外生活をどうデザインするか
を、心理支援の視点から分かりやすく整理していきます。
海外駐在員とそのご家族が、来年をより健やかに過ごせるように構成した内容です。
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1. 海外駐在生活では「1年の振り返り」が特に重要な理由
日本で暮らす場合と比べ、海外生活は環境の変化が激しく、感情の揺れ幅も大きくなりやすいといわれています。駐在員や駐在家族から聞かれる声には、次のようなものが多くあります。
・文化や言語の壁によるストレス
・職場での期待や役割の不透明さ
・家族の孤独感、子どもの適応不安
・キャリアの停滞感
・帰任後の生活が想像できない不安
こうした出来事は、その場その場では乗り越えてしまえるため、きちんと整理されず積み重なっていきます。その結果、
「何のために海外に来たのか」
「自分はどんな暮らしを望んでいるのか」
といった根本的な問いが曖昧になっていきます。
年末は、日常の慌ただしさが少し緩む時期です。自分の歩みを丁寧に振り返り、自分軸を取り戻す絶好のタイミングです。
2. 年末の振り返りで押さえるべき3つの視点
振り返りは、ただ「良かった」「悪かった」と評価するだけでは自己否定につながることがあります。心理支援の現場で実際に使われている、負担の少ない振り返りフレームを3つ紹介します。
視点1:環境の変化を整理する
海外生活は、自分ではコントロールできない環境の変化が非常に多いのが特徴です。まずは客観的に、今年どんな変化や出来事があったのかを書き出してみてください。
例:
・異動や役割変更
・家族の生活リズムの変化
・健康状態の変化
・子どもの学校や習い事での出来事
・大きなストレス要因
環境を整理するだけで、「自分のせいではないストレス」が浮かび上がり、心が軽くなることがあります。
視点2:自分の行動と選択を振り返る
次に、自分が取った行動や選択に目を向けます。
例:
・語学学習を継続した
・家族のサポートを優先した
・健康に気をつけて過ごした
・新たな人間関係づくりに挑戦した
海外で生活できているだけで、すでに大きな挑戦を続けています。普段当たり前と思っている小さな行動も、自分を肯定する材料になります。
視点3:一年間の感情の動きを確認する
最後は「心の動き」です。
これは振り返りの中で最も重要で、そして最も忘れられやすいポイントです。
・嬉しかった出来事
・不安が強かった時期
・頑張りすぎてしまった時期
・誰かに頼りたかった場面
感情に気づくと、「来年どんな状態で過ごしたいか」が自然に見えてきます。
3. 海外生活の中で失われがちな「自分軸」
海外生活では、次のような状態に陥りやすくなります。
・自分の望みが分からなくなる
・家族のために我慢しすぎる
・周囲の期待に応えようと無理を重ねる
・気づかないうちに疲労が蓄積する
環境に振り回される形で生活していると、次第に「自分がどう生きたいか」よりも「周囲がどう求めているか」が優先されていきます。
年末の振り返りでは、次の問いを自分に投げかけてみてください。
・私はどんな生活を望んで海外に来たのか
・どんな時に心が落ち着くのか
・逆に何が負担になっているのか
・これからの1年、どんな気持ちで過ごしたいか
この問いが、自分軸を取り戻す手がかりになります。
4. 来年の海外生活をどうデザインするか
再定義の出発点は「どんな行動をするか」ではなく「どんな状態でありたいか」を決めることです。
状態の例:
・家族と穏やかに過ごす一年
・ストレスを抱え込みすぎない一年
・孤独を減らす一年
・自分を責めない一年
状態が明確になると、行動が自然に整理されます。
行動の例:
・週1回、家族と気持ちをゆっくり話す時間をつくる
・業務の優先順位を再確認し抱え込みすぎを防ぐ
・専門家に定期的に相談する
・月1回、自分だけのケア時間を確保する
海外生活は、自分ひとりで抱え込みやすい環境です。外部の視点が入るだけで、物事が整理しやすくなります。
5. 心の不調に気づくサイン
来年をより良く過ごすために、次のようなサインが続く場合は早めに相談を検討してください。
・寝つきが悪い
・些細なことでイライラする
・家族にあたってしまう
・孤独感が強まる
・気分の落ち込みが続く
・仕事のミスが増える
海外生活によるストレスは「弱さ」ではなく「環境による負荷」です。
適切に対処すれば必ず軽減できます。
6. ひとりで抱えないために
海外では、日本語で安心して深い話ができる相手が限られます。気持ちを整理するには、客観的な視点を持つ専門家の存在が大きな助けになります。
私自身、10年以上の海外駐在経験と心理支援の経験から、海外生活特有の不安や葛藤に寄り添ったサポートを行っています。
「誰かに話したいけれど、誰に相談すればいいか分からない」
「気持ちが整理できず、ずっとモヤモヤしている」
そんな時は、一度安全に話せる場を持ってみてください。
7. まずは気軽に相談してみたい方へ(無料カウンセリング)
海外生活の不安、家族の悩み、感情の整理など、どんな小さなことでも構いません。
話す内容がまとまっていなくても大丈夫です。断片的な気持ちのままお越しください。
30分の無料オンラインカウンセリングをご用意しています。
気軽に利用できる「心の整理の場」としてご活用ください。
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あなたの一年の振り返りと、来年の健やかな海外生活を応援しています。


